仕事の次を考える
未経験ITを考える

20代で未経験IT転職を考えたら、求人応募より先に確認したい4項目

ITという言葉だけで職種を選ばず、仕事内容・今ある経験・学ぶ範囲・働く条件を具体化する確認表。

内容確認:

将来性がありそうだからITへ行きたい。でも、エンジニア、サポート、営業などの違いが分からない。未経験という言葉だけで不利に感じる。

最初にするのは、自分に向く職種を断定することではありません。「ITの何を仕事にしたいか」と「今ある経験をどこで使えるか」を具体化します。

1. 「IT業界」と「IT職種」を分ける

IT企業にも営業、事務、顧客サポートなどがあります。ほかの業界にも、社内システムの運用やWeb制作の仕事があります。業界と職種を一つの言葉にまとめないようにします。

確認する軸質問の例調べた後に残すこと
仕事内容一日の中で何を作る・直す・説明するか興味がある作業
相手顧客、社内利用者、開発チームの誰と働くか経験を使える相手
学ぶこと入社前・入社後に必要な知識は何か期限と学習方法
働く条件勤務地、時間、研修中の条件は何か必須条件との違い

厚生労働省の職業情報提供サイト job tagでは、IT・通信を含む職業を、仕事内容、タスク、必要なスキルなどから調べられます。

「未経験IT」の二つの求人を、作業で読み分ける

例えば「ITサポート」と「プログラマー」を同じ未経験ITの求人として並べると、最初に覚えることが曖昧になります。job tagのヘルプデスク(IT)は利用者の問い合わせや機器のトラブルへの対応、プログラマーは設計書などをもとに処理手順を具体化する仕事を説明しています。ただし、実際の担当範囲は求人ごとに異なります。

求人を二つ選び、職種名を隠して次の欄だけを埋めてみてください。資格名や「充実した研修」より先に、毎日行う作業を比べます。

読み取ること求人A求人B
最初の3か月に担当する作業
困ったときの相談先と引き継ぎ先
顧客・社内利用者との会話の量
入社時に必要な知識と、入社後に学ぶ知識
記載がなく、応募先へ聞くこと

空欄が多ければ「未経験歓迎」を適性の証拠とせず、応募前に一日の作業例と研修後の配属先を尋ねます。問い合わせ対応をしてきた人なら、その経験がヘルプデスクのどの作業に使えるか、実際に書いてから比較できます。これは職種の優劣や採用可能性を判定する表ではありません。

2. いまの経験を、IT用語に言い換えない

「コミュニケーション力があります」だけでは、どんな場面で使えるか分かりません。現職で行ったことを、そのまま動作で書きます。

  • 問い合わせ内容を聞き、担当部署へ必要事項をまとめた
  • 手順書を更新し、新人へ説明した
  • 表計算ソフトで毎月の集計作業を見直した
  • 不具合が起きた条件を記録し、再現手順を共有した

応募先の仕事と接点があるかは、その後で確認します。実際にしていない開発経験や成果へ言い換えてはいけません。

3. 「研修あり」の中身を確認する

研修という言葉だけで、未経験者向けの内容や配属を判断できません。期間、扱う内容、研修中の雇用・賃金条件、修了後の配属方法、質問先を確認します。

資格取得や学習が必要と言われた場合は、費用、学習時間、いつまでに必要かも聞きます。入社前の有料講座を必須とする案内では、契約条件と返金条件をその場で決めずに読みます。

4. 相談するなら、対象と求人の中身を聞く

未経験ITに対応する相談サービスでも、年齢、学歴、就業地域、職歴などの対象条件が設けられている場合があります。申込み前に公式の対象条件を確認します。

現在の経験は○○です。未経験から候補になる職種は何で、その仕事のどの部分に今の経験を使えると考えますか。研修後の配属例と、未確認の条件も教えてください。

紹介の理由を聞き、自分の必須条件・希望条件へ戻して比較します。

情報確認日:2026年10月3日。職種・求人・支援サービスの条件は変更されるため、応募や申込み前に公式情報をご確認ください。