帰宅すると「もう辞めたい」と思う。でも求人を開くと、今の仕事と何を比べればよいのか分からない。年収も休日も気になるのに、応募するところまでは進めない。
そんなときは、まず比較の基準を一枚にまとめてみてください。「今の仕事の何を変えたいか」と「次の職場でも残したいもの」が見えると、求人や相談相手に確認することを絞れます。
1. 辞めたい理由を、起きた出来事に置き換える
「人間関係が嫌」「将来が不安」だけでは、次の会社でも同じことで悩まないか判断しにくいものです。最近の具体的な出来事を一つ書いてみます。
| いまの気持ち | 出来事の例 | 次に確認したい条件 |
|---|---|---|
| 予定が立てられない | 退勤直前に仕事が増え、約束を変更した | 繁忙期、突発対応の頻度、担当の決め方 |
| 成長できていない | 半年間同じ処理を担当し、改善提案の機会がなかった | 入社後の担当業務、任せられる範囲、評価の仕方 |
| 質問しにくい | 分からないことを聞けず、作業が止まった | 入社後に誰へ相談できるか、引き継ぎの方法 |
表は考え方の例です。あなたの状況に近いものへ書き換えてください。出来事と、そのときの気持ちを分けると、相談する際も伝えやすくなります。
2. 今の職場で残したいものも書く
辞めたい理由を並べたら、次は失いたくない条件です。
- 通勤にかけられる時間
- 毎月の生活に必要な収入
- 休みを取りたい曜日や時間帯
- 続けたい仕事、もう担当したくない仕事
- 相談できる同僚や、慣れている働き方
全部を同じ重さにせず、「必須」「できれば」「今回は問わない」に分けます。例えば「土日休みは必須、在宅勤務はできれば」と決めれば、求人を読むときの順番が変わります。
3. 社内で試せることと、社外で確かめることを分ける
いまの職場で担当変更や働き方の相談ができそうなら、その選択肢も比較に入れます。一方、希望する仕事自体が社内にないなら、社外の仕事内容を調べる意味があります。
まだ希望職種のイメージが曖昧な場合は、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」も調べる入口になります。職業名だけで決めず、実際にどのような仕事をするのか確認してみてください。
コピーして使える整理メモ
以下をスマホのメモに貼り、書けるところだけ埋めれば十分です。
最近困った出来事:
変えたい条件:
次も残したい条件:
社内で試せそうなこと:
社外の情報がないと判断できないこと:
「良い会社を知りたい」から一歩進んで、「この条件の仕事があるのか確かめたい」と言える状態を目指します。
一人で比較しきれない部分を、相談の質問にする
相談を利用する場合は、例えば次のように伝えられます。
現在は在職中で、転職するかも含めて検討しています。変えたいのは○○で、残したい条件は○○です。この条件でどんな仕事が候補になるか、判断材料を知りたいです。
相談サービスによって対象者や対応範囲は異なります。申込み前に、相談だけの利用が可能か、連絡方法を指定できるかを確認しましょう。
次の記事では、転職相談で確認したいことと、申込み前のチェック項目をまとめています。
情報確認日:2026年9月16日。整理表・文例は当サイトの編集上の提案です。