仕事の次を考える
経歴を言葉にする

職務経歴書の前に作る「担当・工夫・結果」メモ

文章が書けない段階から、毎日の仕事を一件ずつ整理する下書き。数字を推測せず事実を拾う方法。

内容確認:

白紙の職務経歴書を前にすると、何をどこまで書けばよいか迷います。最初から完成した文章を作ろうとせず、仕事を一件ずつ「担当・工夫・結果」に分けます。

厚生労働省のハローワークインターネットサービスは、職務経歴書を、履歴書では書ききれない具体的なキャリアや能力などを伝えるものとして、作成用の資料とワークブックを公開しています。

担当:誰に何をしていたか

肩書や部署名だけでなく、日常の仕事を動詞で書きます。

分ける項目書き方の例避けたい書き方
担当店舗で一日約30件の会計と問い合わせを担当接客全般
工夫よくある質問を分類し、引継ぎメモを更新コミュニケーションを頑張った
結果新人も同じ手順で案内できるよう共有大幅に改善した
根拠件数表、手順書、評価記録で確認記憶だけで数字を作る

顧客名、社外秘の売上、個人情報など、外へ出せない情報は書きません。範囲を示す必要があれば、業種や概数へ置き換えます。

工夫:最初と変えたことを書く

特別なプロジェクトがなくても、順番を変えた、確認項目を足した、共有方法を統一した経験があります。

「なぜ変えたか」「自分がしたこと」「誰と調整したか」を分けます。チームの成果を自分だけの成果として書かず、自分の担当部分を明確にします。

結果:数字と状態の変化を分ける

確認できる数字があれば、期間と対象を添えます。数字がなければ、「問い合わせ時に確認漏れを防ぐチェック表としてチームで使用」のように、前後の状態を具体化します。

「効率化した」「満足度を上げた」だけでは根拠が分かりません。何が短くなったか、誰が使ったか、どの記録で確認できるかまで見直します。

「実績がない」と止まった人の記入例

「事務をしていました」しか浮かばないなら、昨日一件だけ行った仕事を選びます。以下は架空の記入例です。自分がしていない工夫や、確認できない結果は借りず、実際の仕事に置き換えてください。

欄請求書の確認を担当した場合の例自分のメモ
担当請求書と発注記録の照合、不一致の担当者への確認誰から受け取り、何を確認して、誰へ渡したか
困った場面数量と単価のどちらが違うか、再確認が必要だった同じところで手戻りした場面を一件
工夫確認する順番を決め、不一致の項目を一覧にした自分が変えた手順。変更していなければ通常の確認手順
結果一覧を使って不一致の項目を担当者へ共有した実際に完了したこと。短縮率や評価は記録がある場合だけ
根拠確認表と送信履歴社外へ持ち出さずに確認できる記録

この材料なら、「請求書と発注記録を照合し、数量・単価の不一致を項目別に整理して担当者へ確認していました」と書けます。「ミスをゼロにした」「作業時間を半減した」は、この材料だけでは書けません。

工夫が思い出せなくても、担当欄を埋めれば下書きは進みます。受付なら「問い合わせを聞き、担当部署へ引き継いだ」、倉庫なら「出荷指示と品番・数量を照合した」のように、普段行う確認まで具体化します。

最後に、応募先の求人にある業務を一つ選び、このメモのどの担当経験が関係するか線を引いてください。関係が分からない場合は、初回相談で「この経験をどの業務に結び付けて書けるか」を聞く材料になります。

公式の様式へ移す前に、一件を声に出す

三つをつないで、30秒ほどで説明します。

既存顧客からの問い合わせを担当していました。確認漏れが起きやすい項目を整理して受付メモを更新し、チーム内で共通して使うようにしました。

分かりにくいところが、次に足す情報です。完成版へ移すときは、ハローワークインターネットサービスの履歴書・職務経歴書の書き方で、公式の記載例やワークブックを確認できます。

相談で確認してもらう場合は、初回面談の準備メモと一緒に持っていくと、追加で必要な実績を質問できます。

情報確認日:2026年9月28日。このメモは当サイトの下書き方法です。応募書類は応募先の指定と最新の公式資料をご確認ください。